2014年7月13日日曜日

市民総出でGLBTを支援する街・シアトルのプライドウィーク⑧

 
アロハ
 
まだまだ続くシアトルのプライドウィーク報告☆
 
今はプライドウォークのことを書いていますが、この後にはプライドフェスティバル、そしてGAYタウンのキャピトルヒルのことへ続きます。
 
そしてこのGLBTコミュニティーを市民総出で育んでいるシアトルという街、その周辺の街、さらにはワシントン州という具合に進んでいきます。


 
 
この記事を書き始めた頃は、完成されたGLBTコミュニティーの姿を日本のGLBTの方々に知ってほしいと思っていました。

しかし書きながら自分の視野の狭さに気づきました。

これをGLBTだけではなく、ヘテロ社会の人々にも知ってもらう必要があると思いました。

今の日本を形作っているのはヘテロ社会の人々。

基本的に男性優位または男性原理主義に支配されている日本のヘテロ社会の考え方が変わらないと、GLBT社会も、そして女性の権利や主張も変わりにくいからです。

ハッキリ書いて、女性解放運動とGLBT解放運動は同じところが壁なのです。

現在の日本のヘテロ社会は変わりにくいのは、それしか知らないから。

今の姿の他にも〝もっと調和的な社会の在り方がある〟ことさえ知らないのが現状だと思います。

〝知らない〟ことが第一の問題です。

これはヘテロ社会に向けて知らせ続けるしかありません。


 
 
アメリカの歴史は、女性解放運動、黒人解放運動、反核運動、反戦運動などを通じて現在の形へと進化してきました。
 
現在はアメリカ初の黒人大統領であるオバマ氏が政治を治めています。

そして時期大統領選にはクリントン元大統領の妻、元ファーストレディーのヒラリー・クリントンの立候補が囁かれています。

アメリカの政治界は、史上初の〝女性大統領〟の出現に向けて動いているということです。

そして近い将来には、初のGAY大統領も登場しえる状態が整いつつあります。

性の隔壁によって政治が左右されない社会になりつつあるわけです。

今まで紹介してきたように、シアトルという街はとてもGAYフレンドリーです。


 
▲現在の53代目シアトル市長さんであるエド・ムレイ氏はGAYであることを公言なさっている方です。


 
▲そしてエド氏のパートナー、シアトル市長のファーストジェントルマンは日系人のマイケル・塩崎さんです☆
 
大統領が男性の場合は、その伴侶はファーストレディーと呼ばれます。
 
そして同性婚の場合は、ファーストジェントルマンと呼ばれます。 
 
今の日本の状況では、GAYの方が市長になるなど想像しにくい、信じ難いかもしれません。

しかし、こういう世界をつくることは可能だということです。

GAY市長にしても、GLBT差別の無い街づくりにしても、市民全体で造り上げていかなければ実現はしません。

端的に書いてGLBTはマイノリティーです。

いくらGLBT市民が頑張っても、マジョリティーのヘテロ市民の支援がなければ、現在のGLBTフレンドリーなシトアルという街は完成されなかったでしょう。

GLBT市民の自意識の向上が最も大切ですが、ヘテロ市民がGLBTを差別する、蔑視する意識が薄れなければ現状は変わりません。

そういった意味で、日本のGLBTの方々だけでなく、一般の方々にもGLBT差別の無い街を観てほしいと思いました。

日本のヘテロ市民のみなさんにも、女性蔑視の無い国と同じく、GLBT差別の無い国を意識してほしいとおもいます。
 



▲ここいら辺で、ようやくダウンタウンの中心地に近くなり、観衆の数も一気に増えてきました。



観衆の中にはGLBTの皆さんも多く見受けられましたが、ヘテロ市民の方も大勢いました。



観衆の年齢層は千差万別だと思いますが、特に若い世代はGLBTに対する差別意識が薄いと思います。



それは学校教育でGLBT差別に関する問題をシッカリと教育し始めているからでしょう。



またテレビ界でもドラマの中にGLBTのキャラクターを入れる傾向が強くなっていることも強い影響力を持っていると思います。



その最たる番組が「Glee」です。






明らかにティーン向けの番組ですが、シッカリとGLBTキャラクターを入れこみ、番組を通じてGLBTユースへのメッセージを発信し続けていました。



GAYの男の子のカップル、レズビアン+バイシャクシャルのカップル、ちゃんとキスシーンまで挿入されていました。



そんなGLBTフレンドリーな内容でも高視聴率を獲得できたわけです。





 
今やテレビ界もGLBTの視聴率を明確に意識しているということです。



 「Glee」の話しの基本は学校内のミュージカル部の話しです。



 学校内でもポピュラリティーの低い、いじめやつまはじきの対象になりやすい生徒たちの集まりは、ミュージカルを通じてそれぞれの苦難を乗り越えて成長していくというテーマです。



日本と同じようにアメリカの子供社会でも〝いじめ問題〟があり、いじめられたり、つまはじきにされた子供たちが自殺する事件が一気に増え始めました。



子供社会のそんな風潮もあり、いじめに敏感な子供たちは、社会的ないじめにあいやすいGLBTユース(若い世代のGLBT)に対して共感しやすいのかもしれません。



現実として、ヘテロ性であるけれど、自分の周囲にGLBTの友達がいても全く気にしない、全く平気な若者たちが増え続けているということです。
 

 
パレードで歩きながら観衆を眺めていたわけですが、一般市民の応援の声の凄さに驚きました。

誰一人からも全く罵声は浴びませんでした。

これだけの人々に支援されている、視点を変えると、膨大な人々から温かく見守られているという感じさえしました。

当然のことながらヘテロ市民層の方がマジョリティーです。

その中に大勢のGLBT市民が混じってパレードを観ていたわけですが、そこに不調和は見られませんでした。

ヘテロ市民の隣に明らかなGLBT市民が立っていても皆さん平気☆


 
そして多くのヘテロ市民の観客たちは、自分の身近GLBT市民が立っている、同じ空間を共有していることを喜んでいるように見える場面も多々ありました。

ヘテロ市民の中にも、GLBTの友人知人が欲しいと思っている人たちが多いのだと思います。

それはGLBTの方々の自由さとか、制限の少なさ、そして芸術性、ユニークさだと思います。

様々な苦難にめげず、明るいGLBTの姿に何かしらのインスピレーションなり、輝きなりを見いだしているのでしょう。

実際に私の周囲にも、ヘテロ女性ですが、GAYやドラッグクイーンの友達が欲しい人たちは意外と多いのです(笑)
とにかく道路脇でパレードを見ている人たちは、とても楽しそうでした。


 
続く☆


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