まだまだシアトルのプライドウィークの報告は続きます☆
今年のプライド経験は私にとって色んな意味でほんとうに沢山のことを認識させてくれました。
▲こちらはMACY’Sというデパートで働いているGLBTの団体です。
MACY’Sはオアフ島のアラモアナSCにもあります。
シアトルの場合、どんな会社でも一人や二人はGLBTが働いている。
リテイル系は特に多いのではないでしょうか。
これだけGLBT人口が多ければ、職場としてもGLBTを認める傾向が強くなって当然です。
早く日本もこのような環境になってGLBTの方々が生活しやすい状況になるとよいですね。
▲こちらはグローバルヘルスという病院系の団体さん。
▲パレードヴェンダーというのは、パレード用の小物をカートで販売して廻っている方。
色んなグッズを売っているわけです。
その他のパレードでも登場しますが、今回はレンボー系が主役☆
お祭り騒ぎが好きなアメリカ人にとっては、ただ観ているだけではなく、パレードアイテム を身につけて通りからパレード参加者たちに大声で歓声を上げたりするのは普通です。
▲こちらはピュージェットサウンドのミニクーパーとタイアップした、グランドマーシャル(パレードの高官)。
※一般的なグランドマーシャルという意味は、アメリカ軍のや政府のハイランクの地位のことを指します。
ピュージェットサウンドというのは、ダウンタウンの海側に広がる内海のことで、ピュージェットサウンドの中にたくさんの島があり、その多くはフェリーで行くことができます。
見てわかるようにミニクーパー社がタイアップしているわけですが、それだけGLBTコミュニティーのマーケットシェアが大きいことを現しています。
今のアメリカのマーケットは以前にも増してGLBTに向けて積極的なアプローチを始めています。
その主な理由は高額所得者が多いこと。
それに加えてファッションやトレンドに敏感。
GLBT人口の多くは子供を持たないので、大多数のヘテロ層のように育児にお金がかからない。
自分で稼いだお金は、余裕で自分のために使えます。
GLBTシェアを狙っているのは、ラクジュアリー感の高い車だけではありまえん。
アパレル・ファッションから、ホテルや飛行機などを含めた旅行業界も意欲的です。
さらには、インテリア、そしてコンドミニアムや家のマーケットまで、ありとあらゆる業界がGLBTシェアを獲得しようと意欲的に乗り出してきています。
GLBTはマイノリティーであるにも関わらず、ハイレベルの購買力を持っているということです。
GLBTがヘテロセクシャルと平等の市民権の位置を得ることで、業界そのものにお金が流れることを理解し始めたわけです。
誰だって自分を阻害する、差別する、厭な目で見たりする企業の製品は買いたくないでしょう。
それは企業だけでなく、飲食業でもアパレルでも、旅行業界でも、どのような業界でも同じです。
一度嫌な体験をしたら、そこは二度と使わなくなる。
単純な話し、GLBTを幸せにすることができれば、GLBTはそこにお金を使うということです。
▲2014年のGAYパレードのヴィデオ
GLBTシェアを狙ったマーケティングは5〜6年前から徐徐に高まっていたと思いますが、本格化するのは今からです。
現在のアメリカのGLBTは日の出の勢いに近くなっていると思いますが、今がピークではありません。
たぶんピークの半分近くらいだと思います。
全部で51州ある中で同性婚を認めている州は半数以下。
これから更に増えていくと思いますが、それに沿ってGLBTパワーも力強くなっていくわけです。
続く・・・。