2014年7月8日火曜日

若いレズビアンの白昼堂々キスに感化されたワタシ。シアトルのプライドウィーク③

アロハ

シアトルのGAYパレードの第三弾です。


普通はGLBTネタをあまり書きたいと思わない私にしては、今回は書きたいことが沢山あるので、まだまだ続きます(笑)

 

ロサンジェルスから来ていた友人は日本人。

彼は私と同じ時期にホノルルに住んでいた方です。

お互いにハワイ暦15年以上だったのですが、彼は意を決してロサンジェルスに引っ越ししました。

ハワイに憧れを持っている方々の多い日本の人からみると、どうして? と思われるかも知れません。

私の場合は、単純に煮え切ってしまったからです。

ハワイは年中温かくて過ごしやすい気候。

生活環境としてこの部分は申し分ありませんでした。

ハワイ諸島に関しては、一応はアメリカの一部ですが、もともとはハワイ王国という別の国です。

ハワイアン文化的には、何にでもアロハ〜!な人たちなので、GLBTに対して擁護的な部分が強いと思います。

実際にホノルル周辺に住んでいて、GAYだからと蔑視されたり差別された経験はありません。

オアフ島は総人口の割合にはゲイ人口は多い方だと思います。

GAYバーもクラブもGAYビーチもあるし、今では同性婚も認められています。

しかし自分的にはハワイは充分に満喫した感があり、もっと別のものが必要だと感じたのです。

もともとシアトルに住んでいた人なので、シアトル文化が恋しくなったというのもあります。

実際のところシアトルには四年近くしか住んでなく、ホノルル暦の方が断然に長かったわけで、 スタート地点に戻りたかったので戻ったという感じです。

そして移動の切っ掛けで最も大きな部分が「GAYライフ」でした。

シアトルのGLBTコミュニティーはホノルルよりも遥かに力が強く、15年前とは比べられない巨大さに成長しているからです。

シアトル周辺の街の大きさに対するGLBT人口は多いです。

お仲間さんはどこにでもいらっしゃる(笑)

そしてGLBTタウンの規模も大きい。


ホノルルにはGLBTタウンと呼ばれる区域は存在せず、ワイキキの中のとても小さな一画にゲイバーが点在しているだけ。

GLBTタウンで大きいのがサンフランシスコですが、二年前に行った時に、もう昔のようなエネルギーがないように思えました。

ゲイ人口は多いと思いますが、タウンとして活気がないように見えたのです。 

サンフランシスコに一度は住んでみたいと思っていましたが、あそこに住んで腰を落ち着けたいとは思いませんでした。

ロセンジェルスから来た友人は「ウェストハリウッド周辺のゲイ地区と比べてもシアトルの方が断然に進んでいるし活気がある」と驚いていました。

西海岸には南からサンディエゴ、ロサンジェルス、サンフランシスコ、ポートランド、そしてシアトルと大都市が5つあります。

そして現在の時点では、シアトルがザ・ベストだと思います。

シアトルはGAYメッカのサンフランシスコと並ぶ環境にまで大きく成長している。

この部分ではロスの友人も同感で「GAYとして住んでみたい街だ」と言っています。

その背後には「シアトルという街そのもの」が安定して継続する成長の渦中にあることも含まれます。

街そのものが拡大と進化を続け、人口が増え続けているのです。 


ではシアトルがいったい何で有名な街なのか?

マイクロソフト

アマゾン

今や世界を制覇した感のある二つの超大型会社の本拠地です。

この二つの巨大産業のお陰で、街そのものがブーミングの渦中にあり、15年前のシアトルとは比べられないほど巨大に発展し、これからも発展し続けるでしょう。

その他にも数多くのナショナルコーポレーションの本拠地が沢山あります。


スターバックス

コストコ

航空機製造会社の「ボーイング」

各大都市に視点を持つ高級デパートの「ノードストロム」

ネットトラベルの「エクスペディア」

北アメリカ最大規模の林業、木材加工、販売および製紙などを手がける「ウェアーハウザー」

任天堂アメリカ

携帯電話の「T-Mobile US」

昨年のGAYパレードを観た時は、次から次へと大型コーポレーションに勤めるGLBTの団体が登場するのに驚きました。

いまだにGLBTの社会的な市民権が確立されていない日本の環境からみると、きっと誰でも驚かれると思います。

アメリカに住んで長い私でさえ驚きました。

 

20年前のパレードでは警察官や消防署員などの国家公務員なども参列していましたが、 GLBTコミュニティーの中のグループやサークル、GAYオーナーのバーやクラブが主なパレード参加者でした。

日本から移り住んで来たばかりの私にとっては新鮮で驚きでした。

現在はそれを遥かに上回るマグニチュードです。

GAYパレードの中に〝社会そのもの〟が参列しています。

シアトルという街は〝GLBTだからと差別されない社会〟が確立されているのです。

昨年のパレードを見ていて、社会レベルでGLBTが受け入れられている光景に触れた時に、涙が溢れ出ました。

何で泣くのだろう? と一瞬思いました。

これは魂レベルでの涙なのだとわかった時に、随分と肩の荷が下りた感じがしました。

私の場合はGAYであることを隠してなかったので、普通に生活していたと思っていたのですが、心の奥底では違っていた。

あまり気にしてなくても、それなりにプレッシャーとか、緊張感とかを背負っていたのだと思います。

 友人知人からはGAYとして何の問題もなく受け入れられていたけれど、もっと大きなところ、社会的な部分ではそうではなかったのでしょう。

社会の中で生きるGAYの一人として、心の奥底では、社会そのもに対して受け入れられてないと感じていたわけです。

ただただ感動している私の前には20代前半の若いレズビアンのカップルがいて、彼女たちは幸せそうに公の場で何度もキスをしていました。


自分がまだ20代前半だった頃の日本はGLBT暗黒時代もいいところです。

真っ昼間の公の場で同性同士で手をつなぐ、堂々とキスできるなんて考えられませんでした。 

とても眩しい光景でした。

幸せそうなレズビアンの若いカップルを見て、30年前の20歳の自分に同じ幸せがあったならと思いました。

羨ましいとかではなく、とても安心しました。 

自分の中の我慢に似たもの、無意識的に抑えてきたものが、溶け始めた感じです。

 

GAYであることで精神的に傷つくことが多々あったのは確かです。

そんな経験が全く無かったとは言えない。

特に子供時代は敏感ですから、学校内のいじめとか、蔑視ととか嘲りとかは避けられませんでした。

理解されないとか、蔑視されるとか、気持ち悪がられるとか。

場合によっては喧嘩を売られたり、挑戦されたり。

一人の人間として普通に見られない、避けられることが多々あったわけで、GAYであるだけで人間失格的なレッテルを貼られてしまう社会を歩いてここまで来ました。

男は女を好きになるのが当然、それが普通というのが一番キツかったかもしれません。

しかも男からも女からもです。

そりゃぁ普通の男と女の世界からすれば、それしかないわけですから他にオプションがあるなど考えなくて当然です。

彼女はいるの?とか、早く結婚しろとか、子供は欲しくないのか云々。
もっとも醜いと思ったのは、GAYとわかって女性が誘惑してくる時。

女として見られない、女性に性的な興味がないがないとわかると、男は女に誘惑されて当然的だというように女の色気を武器に挑戦してくることもありました。

女という〝性(サガ)〟だけが自分の存在意義であるかのように。

そんな過去があるので、GLBTを差別する社会を、そして人間そのものを信用してなかった部分は多々あると思います。

自分ではGAYであることに逆らわず、頑張ってきたとは思っていませんでしたが、きっとそうだったのです。

気づかないレベルで、気を張って生きてきたと思います。

そして昨年のパレードの渦中で、ここでGAY人生を諦めることはできないと思いました。

私はすでにアラフィーなのですが、今からでも決して遅くはない(笑)

人生後半戦に入ったのだから、もっと自然にGAYとして生きれる環境に身を置こうと思いました。

今回のプライドパレードは同じ年齢層の日本人のゲイ友が隣で一緒に歩いてくれていたわけで、それだけで心強いものがありました。

きっと一人で歩いていたら、もっと緊張したり、居心地が悪かったかも知れません。

実際に昨年のゲイパレードは一人で見たので、目の前に巨大なGLBTコミュニティーがあって、私だけでなく全ての人たちをウェルカムしているのにも関わらず、寂しい感じがしました。

自分がどこにも属してないように感じたのです。

とても大きな連帯感というのは感じましたが、自分の隣にゲイ友がいたわけでもなく、こっちの友人知人が一緒だったわけでもありませんでした。

大きな輪の中にいて、嬉しかったし、楽しかったけれど、同時に寂しかった。

もっと入り込みたい自分がいるのにも関わらず、思い切って入りきれない自分がいる。

大きな部分は入ってきても大丈夫だと伝えているのに、どういう風に入って行ってよいのかわからない。

入っていけないのは自分の中の距離感の問題です。

そんな感覚があったので、今年はもっと接近してみたいと思ったわけです。

続く・・・








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