2012年8月12日日曜日

シアトル美術館のアセンション



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★シアトル美術館のアセンション

ALOHA

シアトル美術館の極めつけはこの収蔵品。



タイトル:「何かのマスクに隠れた長老(カラン・ウェンバ)」

出所:ブルキナ・ファソ(西アフリカの共和国)のモッシ



肉体美の極みにある鮮やかな女性の像がマスクの上に表現されているのは、彼らの女性の長老達への敬意である。

そのような女性が亡くなった場合、マスクはスピリチュアルなエスコートサービスとして現れる。

”死者と共に踊るダンスへの道”

この像を見た時に、どこかで見覚えのある構図というか、図式だと思いました。

それは何と!昔のハワイアンが神殿に飾っていたキイと呼ばれる木像です。



こちらはハワイ島のプウホヌア・ホナウナウというヘイアウ(神殿)に今でも残っている神々の姿を具象化した木製の像。

前々からこれらの像の頭の上の部分に乗っている不思議なデザインの突き出物は一体どういう意味があるのか疑問に思っていました。

そして今回のシアトル美術館のエジプト系の収蔵品の中にも同じようなものがあります。



こちらの木像の頭の上にも突き出物があります。

この三つが脳裏の中でリンクした時に、頭の上から伸びて突き出ている「何か」が何となく解ったのです。

これは「別次元へ伸びる、光の梯子」のようなものです。



こちらの西アフリカからのマスクは、マスク=頭の上に人形が乗り、さらに人形の頭の上からある意味でアンテナのようにも見える「何か」が伸びています。

解説では、そのような女性が亡くなった場合、マスクはスピリチュアルなエスコートサービスとして現れ、それが”死者と共に踊るダンスへの道”という風に書かれています。

文面からの単純な解釈では、人が死を迎えると、頭の上から出て、死の世界へ昇って行く姿と捉えるのが妥当な線でしょう。

これをもっと現代的な解釈というか、多次元的な世界観で捉え直すと、死というのは肉体レベルとの別離であり、別の波動域、一般的に死者の世界と呼ばれる天界または霊界へ移行するということになります。

死後の世界観というのは世界中に残っているもので、決して日本独特の考え方ではなく、ネイティブアメリカンの世界観の中にも、ハワイアンや、その他のネティブ系の文化にも、またヨーロッパにも残されています。

アメリカで主流のキリスト教でさえ、死後の世界=天国という構図で存在しています。

一般的に人間は肉体的な死を迎えると死後の世界へ行くと思っていると思います。

では死後の世界に行くためには、必ず死ななければならないのでしょうか?

肉体的な死を迎えなくても、死後の世界に行くことは可能かも知れません。

または死後の世界=死後の波動域を通り越して、別次元の波動域へと移行することは出来ないのでしょうか?

今年の初春に起きたポータル出現の時の経験から書いてしまうと、肉体的な死を迎えなくても、明確な意識を持ったまま次元の扉であるポータルまで上昇することは不可能ではありません。

昨年のブログでスピリットの分子「MDT」という脳内物質のことを書きましたが、この「MDT」は人間が死を迎える瞬間に松果体から分泌される神秘の物質です。

死の間際に脳内に放出されるのですから、人間の体内で制作される物質ということになります。

では、死を迎えなければ「MDT」を意図的に脳内に放出することは不可能なのか?

もし私たち人間が、自らの意思の力で「MDT」を意図的に脳内に放出することが出来るとしたら?

意図的に体内の錬金術の法則を駆使することが出来るようになれば、この神秘の物質である「MDT」を、自らの意思で作り出して、また自分の意図で放出することが可能になり得るということになります。

それが可能になるのであれば、意識を明確に保ったまま、別次元へのポータルと上昇して、それを通り越して多次元的な波動域、私たちの肉体次元とは異なったスピリットの世界や、別の波動域へと移行することが出来るようになるでしょう。

ここに関係するのが「光の錬金術」で、それを教えているのが古代エジプトに残されている、現代人の理解では不可解にも映る「死後の世界」を現していると言われる「死者の書」や、その他の出土品群です。

一般的な解釈では、エジプトの死者の書は、亡くなったファラオが死後の世界へと旅立つ時のガイドブックだと理解されています。

では、一体誰が死後の世界の構図、または行程を図式化したのでしょう?

現在で言うところの臨死体験をした人々が図式化し、伝えて来たのでしょうか?

それとも、実際に死後の世界を通り抜けて、神々の世界へと移行して戻って来た人々が図式化して、マップとして作り上げたのでしょうか?

そのどちらにしろ、誰かが、古代エジプトのファラオ達が理解していた死後の世界を通って神々の世界まで続く道のり、その行程を調べ上げたということには変わりありません。

”誰かが行って帰って来た”ということです。

それは、そこへ辿り着くための、何かの法則、または錬金術的な秘儀、または秘伝が存在したということに繋がります。

その秘密の鍵を提示しているのが、古代エジプトから出土した秘宝の数々なのです。

そして意外だと思うかも知れませんが、これに関係しているのが、古代ハワイアンの叡智と呼ばれる「フナ」の魔法なのです。

そしてもう一つ。

これらの次元上昇に関係していると思われるのが、世界各地に残されている蛇伝説、または龍伝説なのです。

これらの関係性を明確に理解することが出来るようになれば、一般的に言われているアセンションの本意が解るようになります。

SF的で、ファンタシーな側面の強い理解というか、憶測のようにも響く抽象的なメッセージではなく、もっと具体的で化学的な図式と構造が理解されれば、アセンションはただの夢物語ではなく、現実的な世界観の中で紐解かれることになるでしょう。

そして、その秘密の鍵を持つ古代エジプトの秘宝の一つを、現在シアトルで行われているアメリカ合衆国で最後の展示会となる「ツタンカーメン王展」で見つけたのです。

続く。




シアトル美術館
Seattle Art Museum

1300 First Avenue, Seattle, WA

(206) 654-3100


Hours
Wednesday–Sunday: 10 am–5 pm
Thursday & Friday: 10 am–9 pm
Monday & Tuesday: closed



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シアトル美術館④エジプト




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★シアトル美術館の中のエジプト

アロハ

ホノルル美術館にはアジア圏の収蔵品が目白押しで、世界旅行をした気分になれて、とても面白いのですが、何故かエジプト系の美術品は少ししか収蔵されていないのが残念。

このシアトル美術館にはエジプト系が多少は収蔵されていたので、そこで再び眼と足がピタリと止まってしまいました。

シアトルに到着した日に「ツタンカーメン展」に行って来たのですが、それに続くエジプトとの出会いです。

この「ツタンカーメン展」の方は、予想外の収穫だったのですが、持参したデジカメの電池切れで、残りはiPadのカメラで撮影するしかなく、半分以上はクオリティーが低い写真になってしまったので、もう一度出かけて行って撮影に挑戦する予定n。



こちらはツトモス三世であろうと言われている像の頭部。



こちらにも後頭部から額にかけてコブラが這っていますが、ツタンカーメンとは違って、一匹のコブラだけです。



こちらはプトメリー二世が神へ捧げものをしているレリーフの断片。

手の上の皿には「四つの瓶」が置かれています。

この「四つの瓶に入った何か」もアセンションに絡んでいる重要なポイントだと思います。



こちらは紀元前664年〜525年前のものとされている、プタァ・ソカー・オシリスと呼ばれている木製の品。

この木製の像は、死者にとって力強いものとされ、推測では墓ように制作されたものであろうとされています。



この木像は現世での生と死後の生に関係する三つの神様に関係しているそうです。

王権のシンボルでもあり、ミイラの姿をした神は、一緒に埋葬された人物にガイダンスと守護を与えると解説されていました。



こちらはハトホル神の石像。

この石像のイメージは、人間のように見えますが、その他の人物描写をした石像などとは全く異なった顔の造形であることには間違いありません。

古代エジプトの石像などに見られる芸術性というか、表現力、再現力には眼を見張るものがあり、とても明確で精密に彫り込まれているので、このハトホル神が、こういう感じで人間離れした風貌なのは単なるデフォルメではなく、実質的に何かを現実としてリアルに描写したものだとしか思えません。




第一に、顔の作りは人間ではないし、耳も人間のものとは全くかけ離れた造作。

さらに髪の毛のように見える部分は、髪の毛というよりも、髪の毛に似せたカツラのようにしか見えません・・・。




こちらはネナトのバステトの頭部。



獅子の頭の上に起きているコブラの後ろには円形のディスクがついています。





さらには第三の眼を象徴すると言われているホルスの眼。



こちらには左右に翼の生えたコブラが刻まれています。



こちらは女神アイシスの石像のトルソ。



二体の鳥の姿をした神が描かれている木製のキャノピック・チェスト。



紀元前1350年前のものと推測されるホリのピラミディオン。



二人の人物の間に挟まれている柱の上に円形のディスク。



こちらはバビロニアの石盤。





同じくバビロニアの発掘品で、クドゥル石と呼ばれる境界石には、どこかで見たような月と太陽と星を描いているように見えるシンボルの浮き彫り。




その下にはコーン型の何かを現した箱形の建物?

それに亀さんも浮き彫りにされています。



かなり足早で鑑賞したシアトル美術館ですが、この後にも面白いものを発見しました・・・。

続く・・・



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2012年8月11日土曜日

シアトル美術館③北方ネイティブアメリカンの龍伝説

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★シアトル美術館③北方ネイティブアメリカンの龍伝説

アロハ

シアトル美術館の中に収蔵されている北方カナディアン系のネイティブアメリカンの芸術品を集めたコレクションの中でも最も気を引いたのが、こちらのヌウ・チャー・ヌルス族が宗教的な儀式の中で使用していたというマスクと衣装。



この部族はカナダのバンクーバー島から西の地区と、現在のワシントン州の北部を領域としていたネイティブ族で、彼らは捕鯨を行っていたネイティブアメリカン。

その捕鯨の際には宗教的な儀式を行っていたそうです。



こちらがヌウチャーヌルスのダンサーの衣装。



後ろには白い鳥と赤いウミヘビがデザインされています。





こちらがマスクを横から撮影した写真。


こちらは1953年にポート・アルバーニで撮影されたヌウチャーヌルスのダンサー達。

彼らはブリティッシュ・コロンビアにプリンセス・エリザベスが来訪する1951年になるまで、それらの衣装を着て伝統的な儀式を行うことは許されておらず、マクスや踊りを見せるだけでも留置される状況下にあったそうです。

写真の解説によると、この衣装は「オオカミ」と「ウミヘビ」を表現しているとされていました。

「オオカミ」と「ウミヘビ」が合体したイメージが上のマスクということになります。

単純なイメージとしてオオカミとウミヘビを合体させると、一体どんな姿の生き物になるでしょう?

それは日本や中国などで一般的に神獣として崇められている「龍」の姿を思い浮かばせます。


このヌウチャーヌルスのダンサー達が使用していたオオカミとウミヘビを象徴したマスクと衣装を見るまで、カナディアン系北方インディアンの文化の持つ精神性とか神話などに興味は無かったのですが、これで見方がかなり変化しました。

それで少しリサーチをしたのですが、オオカミとウミヘビに関する情報にまで辿り着いていないので、もう少し深く調べてみることにします。


南方のネイティブアメリカン部族の中にも「蛇」に関係するものが残っているのは知っていましたが、このような形で、もっと明確にイメージされているものを見てしまうと、知りたい欲求が湧いて来てしまったのです(笑)

北方カナディアン・インディアンの中にも、龍伝説が残っているのでしょうか?

ここいら辺から急に興味が出てきたので、後にワシントン大学の中にあり、同じように北方系のカナディアン・インディアンの芸術品を収蔵している「バーク博物館」にも行ってみました。

そしてシアトル美術館には、その他にも私のアンテナに引っかかるものが収蔵されていたのです。

続く・・・。


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