暖かいホノルルから激寒のシアトルへ来て最初に食べたのはキャピタルヒルのブロードウェイに昔からある和食レストラン「青木」でした。
キャピトルヒルはダウンタウン周辺でGLBTなエリアの一つで、ダウンタウンから然程遠くはありません。
然程はきつくない坂を歩いて上がり、約20分くらいでブロードウェイへ。
間借りをしているキャピトルヒルのコンドからブロードウェイまで歩いて数分。
1995年頃のブロードウェイは今よりもGLBTな活気があったのですが、昔のような雰囲気は少し薄れて来てしまっています。
その主な理由はインターネットの普及と都市開発+ダウンタウン周辺の高級コンドミニアムの乱立です。
ダウンタウンも私が住んでいた1997年くらいとは比べ物にならないくらいに発展していて、昔の面影は年を経る毎に薄れています。
ゲットーだった区域も再開発されて高層コンドミニアムが乱立し、古い建物も改築されて新装され続けています。
そんな感じで都市の全体が大改造中で、GLBTの人口密度が高かったキャピタルヒルからもダウンタウンの新しい街へ引っ越しして行く人たちが増えているわけです。
和食レストランの便利なところは、店内に日本語を含めた無料雑誌などが置いてあること。
「息吹」という雑誌は、アジア系のテイストをインスパイアする英語の無料雑誌で、これは昔は存在していませんでした。
一昔前でこの手の雑誌は表紙はカラー印刷でも中身は白黒が多かったのですが、印刷技術の進歩によって、今はどんな無料雑誌でも全面カラー印刷が普通になっています。
息吹のページをめくっていて眼に止まったのが、ラーメン&居酒屋「空海」というレストランの広告。
一周年記念なわけですから昔からあった和食屋さんではありません。
写真のラーメンに気をそそられたのもありますが、行ったことのない店なので、何かの時にチェックアウトしてみたいと思いました。
その下にあるのは英語の無料週刊新聞「ザ・ストレンジャー」。
インターネットが普及し始める前は、この雑誌がタウンの情報誌でした。
現在の薄させはなく分厚くて、デート欄からアパート貸します、求人情報まで掲載されていたのですが、今はネット社会になってしまったのでページ数も薄くなり、広告主も減っています。
暖かい気候のハワイから移動したばかり。
外は異常に寒かったので、普通なら選択肢に入る確立は低い「すき焼き」を注文してみました。
ホノルルですき焼きを頼んだ記憶は思い出せないので、ここ数年は食べていなかったと思います。
寒い場所にいると身体が温まる食べ物に意識が動いてしまうのは当然のことですね。
青木のすき焼きは普通に美味しく頂きました。
お値段の方は10.50ドル。
他の店ですき焼きを食べたことがないので比べられませんが、普通の金額設定だと思います。
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