アロハ
今回はハロウィ〜ンなことです☆
正直な話、個人的にハロウィ〜ンは好きではありませんでした。
今までハロウィ〜ンを楽しみに街に出かけたことは過去に一回きりです。
だいたいこの時期に差し掛かると全体的に変な日々が続きます。
本物の人間に混じっていろんなモノが徘徊しているし・・・。
なのでハロウィ〜ンの夜は外に出ないようにしていたのです。
しかし今年は意を決して初のハロウィ〜ン仮装に挑戦することにしました(笑)
当初の予定は現在キャピタルヒルのドラッグクィーン世界で名が知られ始めた「スパークル様」と一緒にハロウィ〜ン仕様のドラッグメイクアップのクラスを予定していたのですが、様々な諸事情でこれは延期に・・・。
残念・・・。
しかし仮装すると決めてしまったので、ここで断念しては意味がないと、初のハロウィ〜ン仮装に向けて色々と実験しているところです。
まずはお友達と一緒に近くのセカンドハンズのお店「ヴァリューヴィレッジ」に衣装の下見に出かけました。
ちょうどハウスメイトの一人がオーディション用のドレスを探していたので、それもついでにチェック。
今までハロウィ〜ン世界に近づいてなかったので、あまりの種類の豊富さに圧倒されてしまいました。
アメリカのハロウィ〜ンって巨大なイベントなのです。
これは日本のコスプレ世界に近いものがあると思いますワ。
アメリカのセカンドハンズ店は、ハロウィ〜ンは稼ぎ時なのです。
こういうホラー系の怖い仮装グッズも奥が深いです。
ここ最近はゾンビィなテレビドラマにはまっていたので、すでに抵抗感がないワタシ・・・。
その昔はゾンビ映画や番組なんて絶対観れない人だったのに、人間変わるものですワ。
「ウォーキングデッド」も「ゾンビネーション」にもハマりました。
これって見慣れてしまうと怖くもなんでもない。
怖いとかビビリとかとは逆に、多角的に面白く観れてしまうものだということに新鮮さを感じてしまったくらいです。
「ウォーキングデッド」に至っては、脚本の素晴らしさに脱帽したくらいです。
とてもよく構成さている。
人間ドラマとしてシッカリ構築されているので、観ていて飽きないし、グイグイと引っ張られてしまいます。
ヴァリューヴィレッジで魔女のような黒いドレスを購入したのですが、家に帰って試着をしてみたら、大人の男が着るにはサイズが小さくてNGという結末に・・・。
じゃァ一体なにを着ればいいわけ?
それプラス、一体なにに化けるんですか?
そんなことをランチしながら友人Yと話していたら、日本を代表できるスーパーモデルだった山口小夜子さんの話になり、小夜子メイクに挑戦することに・・・。
その理由は目が切れ長だから・・・笑
その他にも女性の友人たちに「メイクしたら見栄えする顔だと思うわよ」と唆され・・・。
初のハロゥーン仮装で初の女装メイクですか・・・・?
昨年までのワタシだったら有りえなかったと思いますが、今年は自分改革に勤しんでいる最中なので、自分崩しと思って挑戦することにした次第です。
GLBT小説を出版したんだから、ドラッグ仮装くらいやっても平気でしょ?
今まで一度もメイクに挑戦したことはありません。
デザイナーという仕事柄、メイクアップの現場は何度も見てきましたが、実際に自分でとなると話は別です。
化粧品のことなんかチンプンカンプン・・・。
一体なにを揃えればいいんですか・・・?
そこでお友達と一緒にダイソーへ・・・。
とりあえず基本として必要なもの、ファンデーションやらシャドウ、ライナーなどをゲットしましたが、その後が問題でした。
メイクって難しいです。
一体どれだけの品々が必要なんですか・・・?!
すでに15年以上も昔の話ですが、ナイトクラブに頻繁に出かけていた時に、マジックマーカーで顔から上半身+左腕にポリネシアンなタトゥーを描いたことがあるのですが、その時にメイクは無理だと悟りました。
鏡に向かって顔に細い絵を自分で描くなんて至難の技。
メイクも同じようなもの・・・。
とりあえず白塗りに挑戦してみましたが、あまりの困難さにメゲてしまいました。
白塗りは極端に難しいです。
ハロウィ〜ン用のドラキュラ系メイクの白いペイントはカナリの無理があります。
真っ白にするにはもの凄く塗りこまなければいけません・・・。
なんとなくメイクというものがわかりましたが、もっと実験しないと上手くなれないと実感しました・・・。
そんな最中で衣装はどうするの?
中森明菜のデザイア的な和服ドレスというアイデアがでて、それらしい着物を探しにチャイナタウンのグッドウィルに行き、最もイメージに近い中国または韓国の着物をゲット。
これもサイズが小さく、どうしたものか・・・困
そこで友人Kが「着物って縫うの簡単なのよ」と一言・・・。
彼女はプロのパターンナーなので、洋服のことならなんでもご存知な人なのですが、簡単なのよと言われても、人生の中で一度も着物を縫ったことのない人にそれを言っても難度が高すぎるのでは・・・?
とりあえずネットで着物のパターンを探して、どういう風に裁断して縫うのか調べましたが、わかったようでわからない・・・。
そこで古い白いカーテン生地を抱えて友人Kの家まで押しかけ、人生初の着物の裁断+ミシン縫いに挑戦しました。
とりあえずネットで探し出した断ち寸法に合わせて生地を切り・・・。
しかし襟元の処理が細かく説明されてなく「どうするの?」
友人K曰く「作っていったらきっとわかるわよ・・・」
彼女の細かい指示の元にミシンで縫い合わせ、なんとか完成☆
一人で挑戦していたら絶対に泣いてましたワ・・・。
感謝☆
完成して「着物って簡単なのよ」というのがよくわかりました。
一回わかれば次は簡単だと思います。
セカンドハンズで男性用の着物を探すのはホボ無理だし、浴衣だと薄すぎてシアトル気候では夏しか着れません。
冬でも雨でも切れる着物にも挑戦してみたいと思いました。
その後、女性の友人に頼んでメイクのレッスンに二回挑戦・・・。
これはお笑いでした。
化けるというのはあのことです。
色々と実験しすぎて悲惨な結果に。
これをホボ毎日のようにやっている女性たちは凄いとしか言いようがありません。
これらの中で不思議だと思ったことが一つ・・・。
突然なくらいメイクに対する変な拒否感が一掃されてしまっていたこと。
慣れとは怖いものです。
男でも多少のナチュラルメイクはするべきカモ?
メイクな経験は自分の顔に対する美意識を大きく変えます。
なので男性用のメイクを色々と調べてみたいと思います。
色々と教えてもらってなんとなくメイクの感覚はつかめたけれど、山口小夜子は完成しませんでしたワ・・・。
これは作戦を変えるしかないかもしれません・・・。
最後に残っていたのはつけ爪・・・。
パチンとつけるだけのインスタントなハロウィ〜ン用のつけ爪をゲットしに別のハロゥーン特設店へも出かけました。
ハロウィ〜ンも慣れてくるとけっこう楽しいものです。
このつけ爪は24も入っている!
マニキュアを塗らなくてもよいので手間が省けます☆
シアトルって保守的な街ではないので、男性でもマニュキュアをしている人は多々いらっしゃいます。
ミュージシャン系とか、ゴシック系とか、スタバのお兄さんとか・・・笑
これは見慣れてしまえば違和感なしになるものだと思います。
お店で発見したハロゥ〜ン週末のアニメ系コスプレパーティなイベント?
シアトルってアニメ系も本格的に盛んなのでした・・・。
このイベントはシアトル国際空港の近くのダブルツリーホテルのボールルームが会場なので、きっとこの週末のライトリンク(ダウンタウンから空港までの電車)はコスプレした若者たちの利用が多いかもしれません。
しかしハロゥ〜ンの晩まであと三日・・・。
これでパーティに仮装して出かけられるのか・・・?
まぁなんとかなるでしょう・・・
きっと・・・。
続く・・・困